本作の主人公。のんびり暮らしたいという本人の意思に反して、勇者マニアの父と母の手により、魔王ギリを倒すために無理やり勇者として旅に出された少年。故郷であるジミナ村から旅立つ際、魔法オババからククリを託される。お調子者で少々スケベ。
本作のヒロイン。かつて魔王ギリを封印したと言われるミグミグ族の末裔で、不思議な魔法グルグルを操る少女。物心がつく前に魔法オババに預けられ、身を隠しながら生きてきたため、世間や常識に疎い。勇者に強い憧れがあり、勇者様が大好き。
キタの町に古くから伝わるキタキタ踊りの伝承者。キタキタ踊りを後世に伝えるべく、後継者を探している。どんな目にあっても決してめげることのない強力な精神力の持ち主。本名はアドバーグ・エルドル。
プラトー教の戦う神官(ルナー)と呼ばれる巫女を務める少女。何事に対してもマイペースで、ポーカーフェイスを崩さないクールなリアリストゆえに、巫女とは思えぬ発言もしばしば。普段は物静かで口数も少ないが、いざ戦闘となるとその印象は一変する。
いつか立派な僧侶になることを夢見ているキタの町の少年。キタの町を救ったニケやククリを見て、自らも旅に出る。魔力を秘めたアイテムを駆使して戦う魔技師として、地道に修行を積む努力家。
ニケとククリの旅に同行する風の精霊。豊富な知識で道案内を始め、様々な場面で手助けをしてくれる。ちなみに戦闘になるといいつの間にか姿を消しているため、まったく役に立たない。いわゆる「クサい」シチュエーションやセリフが苦手で、過剰に反応してしまう。
闇魔法結社で総裁の秘書兼世話係をしている闇魔法の使い手。蛇を使った魔法を得意としており、どんなときも頼りになるオトナなお姉さん。
闇魔法結社の総裁。本人曰く、魔王ギリによって犬に姿を変えられてしまったらしい。見ての通りただの犬で、犬以上の活躍は期待できない。
魔界のプリンスと呼ばれる魔族の少年。強力な魔法を使いこなす闇魔法の使い手だが、呪文の詠唱が衝撃を受けるほど格好悪く、本人もそれをとても気にしている。自信過剰で基本的にナルシスト。
魔王ギリに忠誠を誓う魔族。魔族の中でも1、2を争う闇魔法の実力者で、非常に顔が怖い。